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平成18年1月27日
日本原燃株式会社社長
兒島 伊佐美 殿
                     再処理工場について勉強する農業者の会
                               会長  哘 清悦

今後の交渉の進め方について

拝啓 時下益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。
 10月17日付で御社に「風評被害発生への対応依頼」の文書を送付して以来、今日
まで交渉をして参りました経緯を踏まえ、いくつかの提案を致しますので、ご検討下さ
り、早期解決に向け全力を尽くして下さいますようよろしくお願い致します。  敬具


 
提案1.交渉は、文書を基本とし、協議は補足とする。
理由 ・協議の場の発言をそのまま議事録にしてもわかりにくい。
   ・文書であれば何度も読み返せるし、推敲を重ねてわかりやすい文書を作成でき
    る。

提案2.事務レベルの交渉はメ−ルを活用する。
理由 ・双方がメ−ルを使える事と、これまでも行っている事。
   ・お互いその方が効率的だから。

提案3.協議を相手に求める場合は、「協議内容」と「協議を求める理由」を相手に示
    し、合意が得られてから、日時と場所を決める。
理由 ・協議するまでもなく、メ−ルのやりとりで済む事もあるから。

提案4.協議は原則公開とし、非公開を望む場合には、相手にその理由を示し、合意を
    得る事とする。
理由 ・三村知事も、国や事業者に確認する際の話し合いは公開で行っていたから。
   ・早期解決に向けて全力で取組む御社の姿勢が、公開しなければ国民に伝わらな
    いから。
   ・非公開で行うと、協議終了後の報道関係者の質問に改めて答える事になり、そ
    の際に、曖昧な記憶によって、相手の発言を誤った解釈をしたまま伝える危険
    性があるから。

提案5.議事録を協議の場に立ち会っていない者に見せる時は、全ての発言者が、それ
    ぞれの発言が正しく記述されているかを確認したものに限定する。
理由 ・議事録が正しく記述されていない事が原因で、誤解を与える可能性がある。

提案6.交渉が、長期化、難航する事によって生じる二次的な損害(延滞利息、資料作
    成料等)についても同時に交渉する。
理由 ・延滞利息や資料作成料等は、風評被害の発生によって二次的に発生した損害で
    あるから。

提案7.交渉の進め方や文書の作成については、県の指導・助言を受けながら進める。
理由 ・県民のために仕事をする県としても、困っている県民の力になりたいと思って
    いるはずだから。
   ・県の指導・助言を受けた方が、交渉の進め方や文書の作成も、適切に行えると
    思われるので。

提案8.「国民の理解活動の強化」の依頼事項についても、同時に交渉を進める。
理由 ・コメの購入契約を解除した二人のお客様が今現在もコメの購入契約を申し込ん
    できていないから。
   ・急いで対応しないと、三村知事の「攻めの農業」政策、「安全・安心のPR」
    活動の成果が、半減あるいは台無しになってしまうから。
   ・同時に交渉する方がお互いに効率が良いから。
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